地方移住はやめとけ?山口に移住して2年目の僕が、後悔したこと10個と「向かない人」を正直に書く

田んぼ道に立って遠くの山を眺める家族4人の後ろ姿と「地方移住はやめとけ?後悔したこと10個」の文字 移住

「地方移住 後悔」「地方移住 やめとけ」——移住を考えはじめて、こんな言葉で検索したことはありませんか。キラキラした移住の裏側が知りたい。失敗した人の話を聞いて、自分は大丈夫か確かめたい。その気持ち、すごくわかります。

僕は2025年に、家族4人(夫婦+子ども2人)で都市部から山口県へ移住しました。今2年目に突入中。先に結論を言うと、移住を後悔はしていません。でも——「じゃあ全部よかったの?」と聞かれたら、それは嘘になります。「知らずに来ていたら後悔していただろうな」ということが、山ほどあるんです。

このブログでは、移住のいい面も、お金のリアルな数字も正直に書いてきました。だからこの記事では逆に、後悔・しんどいこと側だけを全部並べます。そして移住2年目に入った実感として、「正直、こういう人は移住しないほうがいい」も書きます。移住を迷っている人の、アクセルとブレーキ両方の判断材料になればうれしいです。

先にお断りしておくと、我が家は「妻の実家の近くへの移住」で、条件的にはかなり恵まれています。それでもこれだけある、という読み方をしてもらえたらと思います。

移住して後悔・しんどかったこと10個

① 虫がでかい。そして多い——洗濯物が外に干しにくい

まず、完全にノーマークだったところから。家に出る蜘蛛のサイズが違います。都市部で見ていたやつの、体感で倍はあります。初めて遭遇した夜のことは忘れられません。

そしてカメムシが多い。せっかく干した洗濯物に平気でくっついてくるので、正直、外に洗濯物を干しにくいんです。「田舎は空気がきれいで、外干しの洗濯物が気持ちいい」——そんなイメージで来ると、ここは確実にアテが外れます。

② ゴミ出しのルールが細かい

うちの自治体は分別がかなり細かく、ゴミ袋も指定です。都市部にいたころは、正直もっとざっくりでした。慣れれば回るんですが、引っ越し直後の「これ、どうやって捨てるの……?」というストレスは想像以上。ゴミ出しルールは自治体サイトで公開されているので、移住先を決める前に一度見ておくことをおすすめします。

③ プロパンガスが高い

地方の賃貸は、都市ガスではなくプロパンガスの物件が多く、我が家もそうです。プロパンは都市ガスより単価がはっきり高くて、我が家のこの冬のピークは22.2㎥で18,210円でした。

ただ、正直に書くと、我が家の光熱費は総額ではほぼ増えていません。都市部時代の冬のピークが電気+ガスで約4万円、今は電気約1.7万円+ガス約1.8万円で約3.5万円。部屋が3LDK→2LDKと小さくなったこと、車5分の妻の実家でお風呂に入れてもらって帰る日が多いこと——この2つに助けられている面が大きいです。裏を返せば、条件がそろわなければ光熱費は普通に上がるということ。物件選びのとき「都市ガスかプロパンか」は必ず確認してください。

④ 車が2台ないと、生活が回らない

我が家は移住して車が1台から2台になりました。共働きだと1台では本当に回りません。車体、保険、税金、車検、ガソリン——車は移住で確実に「増える」固定費です。ここはボリュームがあるので、カーリースの話と自動車保険の話は別の記事に分けて書いています。

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⑤ 妻の収入が減った

移住にともなって妻の働き方が変わり、世帯収入は減りました。僕自身は転職せずに移住できたので収入は維持できていますが、世帯で見ればマイナス。「地方移住で家計がラクになる」は、収入減とセットで考えないと見誤ります

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⑥ 移住支援金は、もらえなかった

「移住すれば100万円もらえるんでしょ?」と思っていた時期が僕にもありました。結論、我が家は対象外。移住支援金は「東京圏からの移住」「対象求人への就職」など条件がかなり細かく、当てはまらない人は普通にいます。支援金ありきで移住の資金計画を立てるのは危険です。

⑦ 夜の楽しみが消えた

僕はサウナが好きで、都市部では子どもが寝たあと、深夜までやっている店にたまに行くのがひそかな楽しみでした。それが、今の環境ではできません。昼に行ける場所はあるので困りはしないけれど、「夜の選択肢」は都市部の贅沢だったと、失ってから気づきました。

⑧ 外食の選択肢が少ない。そして、すぐ知り合いに会う

外食できる店の数は、都市部とは比べものになりません。そして店が限られているので、行くと職場の人や知り合いにわりと高確率で会います(笑)。僕は気にしないタイプですが、プライベートの境目を大事にしたい人には、地味にストレスかもしれません。

⑨ 趣味の自転車に、乗らなくなった

移住のとき、よっしゃ「自然の中を走れるぞ」と意気込んでいました。結果、ほとんど乗っていません。想像以上の車社会で、自転車は超少数派。皮肉なことに、自転車道や広い歩道は都市部のほうがずっと整備されていました。このあたりの「イメージと現実のギャップ」は、別の記事で詳しく書いています。

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⑩ 【妻の後悔】近所にスタバがない

最後に、妻に「移住でしんどいことある?」と聞いたら返ってきた答えを。——「近所にスタバがないことかな(笑)」。……妻よ、それくらいで済んでいて本当によかった。でも笑い話のようで、これは結構本質だと思っています。都市部の「いつでもおしゃれな場所に行ける」感覚は、移住で確実に手放すもののひとつです。

逆に、心配していたけど「大丈夫だった」こと

後悔だけ並べるとフェアじゃないので、「移住前に不安だったけど、実際は問題なかったこと」も書いておきます。特に子連れ移住の人に伝えたいところです。

気候 → 都市部(関西)にいたころと、体感はあまり変わりません。「田舎の冬は極寒」みたいなイメージは、少なくとも山口では当てはまりませんでした。

病院・小児科 → 距離はまったく問題なし。むしろ都市部より予約が取りやすく、当日急に行っても空いていることがほとんど。子どもが急に熱を出す身としては、これは移住してよかったことに数えたいくらいです。

子どもの習い事 → 選択肢の数は、正直少ないです。でも我が家の息子は、こっちに来てからボクシングを始められました。しかもパパも一緒に通っています。「選択肢が少ない=出会いがない」ではなくて、少ないからこそ出会えるものもある、が実感です。

ご近所付き合い → 「田舎の人間関係は濃くて大変」とよく言われますが、我が家の場合は妻の地元なので、交流はむしろ子どもたちにとってプラスに働いています。ここは移住先との「縁」の有無で大きく変わるところだと思います。

それでも、移住してよかったと言える理由

ここまで後悔としんどさを10個並べましたが、それでも冒頭に書いたとおり、移住を後悔していません。車5分の実家という子育てのセーフティネット、畑と海が日常になった子どもたち、満員電車からの解放——プラス側の話は別の記事に全部書いたので、この記事とセットで読んでもらえたら、我が家の移住の「収支」が見えると思います。

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正直、移住しないほうがいい人

2年住んでみた実感として、「この条件の人は、やめておいたほうがいい」と思うのはこんな人です。

  • 👠 都会でおしゃれをして出かけるのが生きがいの人 → その楽しみは、確実に減ります。スタバも遠い(笑)
  • 🚗 車の運転が苦手・したくない人 → 車社会では生活そのものが成立しません。ここだけは妥協の余地なしです
  • 🏠 都市部ですでに一軒家を買った人 → 住み替えのハードルが跳ね上がります。我が家はマンションだったから売って身軽に動けました
  • 🗺️ 縁もゆかりもない土地に、憧れだけで飛び込もうとしている人 → 我が家の移住がスムーズだったのは、妻の地元で土地勘も人間関係もある程度わかっていたから。実際、移住者の4〜5人に1人は「縁のある土地」を選んでいます。ゼロから飛び込むなら、お試し移住などワンクッションを強くおすすめします

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後悔しないために、移住前にやっておくこと

後悔の多くは「知らなかった」から起きます。我が家が移住前後に実際にやったこと・調べたことは、それぞれ記事にまとめています。

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まとめ:後悔はしていない。でも「知らずに来る」のはやめとけ

最後にまとめます。

  • 😖 後悔・しんどいことは、ちゃんとある——虫、ゴミ出し、プロパン、車2台、収入減、夜の娯楽、外食、支援金もらえず……
  • 😌 でも心配しすぎだったことも多い——気候、病院、子どもの習い事、ご近所付き合い
  • 🙅 向かない人は、たしかにいる——都会好き・運転苦手・一軒家購入済み・縁のない土地に憧れだけで行く人
  • ✅ 我が家の結論——後悔はしていない。ただし「知らずに来ていたら」後悔していたと思う

「地方移住はやめとけ」と検索したあなたは、たぶん慎重な人です。その慎重さがあれば、大丈夫。移住は、事前にどれだけ「リアル」を知っているかで、後悔の量が決まると思います。このブログの実体験が、その材料になればうれしいです。

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