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【地方移住✕ネット銀行】移住者に銀行選びが超重要な理由

移住の準備・決断
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都会に39年住んでから、山口県に家族で移住したふくパパです。🐡

ネット銀行に変えようかどうか、迷っていませんか。

僕は迷っていました。移住するまで、給与の受取口座を何も考えずにりそな銀行にしていたくらいです。銀行を選ぶという発想が、そもそもありませんでした。

それが変わったのは、山口に移住して徒歩圏内のATMがゼロになったからです。必要に迫られて、楽天銀行とドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBI)の2つを使うようになりました。

使ってみて分かったのは、便利になったところと、不便になったところの両方があるということです。

金利は年0.53%になりました。手数料はゼロになりました。その一方で、通帳はありません。窓口もありません。現金を入れるのはひと手間です。

この記事は、ネット銀行に変えるかどうかで迷っている人へ。 良いところだけでなく、実際に使って不便だったところも、隠さずに書きます。

この記事に出てくる2行(公式サイト)

① なぜ、ネット銀行にしたのか

きっかけは、住む場所が変わったことでした。ここは短くまとめます。

山口県には、メガバンク(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の店舗が数えるほどしかありません。りそなに至っては店舗すら見当たりませんでした。給与の受取口座がりそなだった僕は、口座のある銀行が県内に1つもない状態になりました。

窓口が無理なら、残るはコンビニATMです。近くにあって24時間使えるのはありがたいです。ただ、下ろすたびに手数料がかかります。1回数百円でも、自分のお金を引き出すためだけに払っていると気づくと、じわじわ効いてきます。

「キャッシュレスにすれば現金はいらないのでは」とも考えました。半分は正解です。ただ、子どもの学校の集金、地域の行事費、直売所——現金しか使えない場面は、地方にはまだ残っています。

つまり、現金の出し入れがラクで、手数料のかからない仕組みが要ります。それがネット銀行でした。

② ネット銀行のメリット3つ|手数料ゼロ・金利0.53%・行かなくていい

①の不便を、ぜんぶひっくり返してくれたのがネット銀行でした。都会向けの便利ツールというイメージがあるかもしれませんが、むしろ銀行が遠い場所に住んでいる人にこそ効きます。実際に効いた順に3つ書きます。

そもそも「ATMに行く」必要がなくなる

ネット銀行の最大の強みは、ほとんどの手続きがスマホで完結すること。振込も残高確認も、ソファに座ったまま指先で終わります。

①で書いた「窓口が遠い」「ATMまで遠い」という弱点が、そもそも行かなくていいことで丸ごと消えます。これは移住して一番ラクになった部分かもしれません。子どもを寝かしつけた後、夜にスマホで振込を済ませられる——この安心感は大きいです。

振込・ATM手数料が、条件しだいで”無料”になる

①で「下ろすたびに手数料」と書きました。ネット銀行なら、条件を満たせばコンビニATMの手数料も振込手数料も月に数回まで無料になることがほとんど。

以前は”自分のお金を引き出すだけ”で毎回数百円取られていたのが、ゼロになりました。1回は小さくても回数を重ねれば確実に効いてくる——あの手数料が消えたのは、地味だけど大きな改善でした。

金利やポイントで、むしろ都市部時代よりお得に

さらにうれしい誤算が、普通預金の金利でした。我が家の楽天銀行は、年0.53%(税引き前)ついています。

メガバンクも2026年8月3日に0.4%へ上がりました。34年ぶりの水準だそうです。それでもネット銀行のほうがまだ高いです。

しかもこの0.53%、特別なことをしたわけではありません。実は移住前、僕は給与受取口座を何も考えずにりそな銀行にしていました。それを楽天銀行に変えただけ。あとは普段の引き落としを楽天にまとめただけです。

内訳はこんな感じ:

  • マネーブリッジ(楽天証券と連携):0.48%
  • 給与受取口座にする:+0.03%
  • 口座振替(公共料金などの引き落とし):+0.02%
  • 合計 → 年0.53%(2026年8月時点・普通預金300万円以下)

金利は動きます。この記事を最初に書いたときは0.42%でした。

どれも「一度設定すれば、あとは普段どおり使うだけ」。①で書いた”銀行が遠い不便”を解消しに行ったら、いつのまにかメガバンク時代よりお金まわりがお得になっていた——そんな感覚です。

③ ネット銀行のデメリット4つ|ここは正直、不便です

ここまで良いことばかり書きました。でも、実際に使うと不便なところもあります。 移す前に知っておいたほうがいいので、正直に書きます。

⑴ 現金を「入れる」のは、いまもひと手間

出すのはコンビニATMでできます。入れるのも同じATMでできますが、そもそもATMまで行く必要があるという点は変わりません。

①で「現金しか使えない場面が残っている」と書きました。学校の集金や地域の行事費です。ネット銀行にしても、現金が要る場面そのものは消えません。 消えたのは手数料のほうです。

⑵ 通帳がありません

記帳という習慣が無くなります。アプリで履歴は全部見られるので困っていませんが、紙で残したい人、家計を通帳で管理してきた人には、慣れが要ります

⑶ 窓口がないので、困ったときに対面で聞けません

問い合わせは電話かチャットです。ふだんは不要ですが、相続や名義変更など、めったに起きないことが起きたときに、対面で相談できないのは弱点です。とはいえ、これらもほぼ全てネット上で完結するからいいのですが。

高齢の親に勧めるときは、ここは考えたほうがいいと思います。

⑷ 手数料無料には「条件」があります

②で「条件しだいで無料」と書いたのは、そういう意味です。無制限に無料ではありません。 月の無料回数には上限があり、残高やランクによって回数が変わります

とはいえ、我が家の使い方では上限に当たったことはありません。月に何度も現金を下ろす人は、事前に条件を見ておくといいと思います。


⑴〜⑷はどれも「慣れれば済む」か「めったに起きない」こと。

②で書いた手数料と金利のほうが、毎月効いてきます。

ただ、これは僕の暮らし方での話です。 現金を使う頻度が高い人、通帳で家計を見てきた人には、答えが変わる可能性があります。

④ 楽天銀行とドコモSMTB、2行の使い分け

「ネット銀行がいいのは分かった。でも数が多すぎて、どれを選べばいいのか」——僕もそう思っていました。

我が家がたどり着いた答えは、1行に絞らず、用途で2つを使い分けるというものでした。メインに1つ、サブに1つ。それぞれ得意なことが違うからです。実際に使っている2行を書きます。

メインは「楽天銀行」——給与振込と日常使いはこれ一択

毎日のお金の出入り口(給与の受取・公共料金の引き落とし・日常の振込)は、楽天銀行に全部まとめています。

理由はシンプルで、まとめるほどお得になる設計だからです。②で書いた金利アップ(マネーブリッジ+給与受取+引き落としで年0.53%)も、お金を1か所に集めたからこそ効いてくる仕組みです。

ポイントは、”惰性で選んでいた給与口座”を見直すだけで、手数料も金利もポイントも一気に味方になること。日常のお金の入り口こそ、楽天銀行にまとめる価値があります。

金利も手数料の条件も、そのときどきで動きます。いまの数字は公式でたしかめてください。

サブは「ドコモSMTBネット銀行」——”目的別口座”が神

もう1つ、サブで使っているのがドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)。2026年8月に名前が変わりました。こちらの推しポイントは、ずばり 「目的別口座」 です。

目的別口座のスクショ

これは、1つの口座の中にフォルダのように”袋分け”を作れる機能です。目的ごとにお金を分けて貯められるので、「貯めてたはずのお金をうっかり使っちゃった」が起きにくくなります。

我が家は、こんな4つに分けています:

  • 生活防衛費……毎月の生活費の約半年分。何かあっても暮らしが止まらない”お守り”
  • 特別費……洗濯機が壊れた、家族旅行、子どもの歯科矯正など、たまに来る大きめ出費用
  • 教育費……入学・進学など、数年後に確実に必要になるお金
  • 投資用口座……運用に回す前のお金をプールしておく場所

ポイントは、毎月の生活費とは”別の財布”として隔離できることです。特に効いたのが特別費でした。

うちは実際に、洗濯機が壊れたときにこの袋から出しました。 突発の出費は月の家計を直撃するので、ふつうなら焦ります。ただ「特別費から出す」と先に決めてあると、家計簿が赤字に見えません。 慌てずに買い替えられました。子育て世帯は数年先のまとまった出費(入学・車の買い替え・帰省)が読めているからこそ、先に袋へ仕分けしておく効果が大きいです。

そして重要なのが生活防衛費。「生活費の半年分はここに触らず置いておく」と決めておくと、精神的な安心感があります。

メインの楽天で”日常を回し”、サブのドコモSMTBで”未来のために袋分けする”。この2行体制が、子育て移住世帯にはちょうどいいバランスでした。

目的別口座がどう見えるのかは、公式の画面を見たほうが早いと思います。

⑤ ネット銀行は、そのまま資産運用の入り口になる

ここまで「銀行が不便→ネット銀行で解決」という話をしてきましたが、実はネット銀行を選ぶ理由はもう1つあります。それは、そのまま資産運用のスタートラインに立てることです。むしろ、ここが一番の本命かもしれません。

理由は、紹介した2行がそれぞれネット証券と直結しているから。楽天銀行は楽天証券、ドコモSMTBネット銀行はSBI証券と、ワンセットで連携します。銀行口座を作っておけば、証券口座とのお金の行き来がボタン1つ。「いざ新NISAを始めよう」と思ったとき、入り口がもう手元にある状態になります。

実際、我が家が楽天銀行で組んでいるマネーブリッジ(②で書いた金利アップの仕組み)も、正体は”銀行と証券をつなぐ”設定です。さらに④で触れたドコモSMTBの目的別口座には「投資用口座」の袋も作ってあって、運用に回すお金をそこにプールしてからSBI証券、もしくは楽天証券へ——という流れにしています。

我が家は移住のとき、都市部の住まいを手放しています。昨今のインフレ、不動産価格の上昇のおかげで売却益がでました。その資金をどう運用しているか——新NISAや高配当株の話は、長くなるので別の記事にじっくり書きました。

【関連記事】【地方移住×お金】マンション売却益1800万円を、新NISAと高配当株でこう運用した

地方移住は、固定費が下がって家計に余白が生まれやすいです。その余白を”ただ口座に寝かせる”のか、”運用に回す”のか。ネット銀行を選んでおくと、後者を選びたくなったときにすぐ動けます。銀行選びは、その先の資産形成までつながっている——これは移住して強く実感したことです。

⑥ まとめ|メリットとデメリット、それでも僕が使い続ける理由

うちで起きたことを、両方まとめます。

よくなったこと

  • 🏦 ATMまで行く用事が、ほとんど消えました——振込も残高確認もスマホで終わります
  • 💰 手数料がゼロになりました——条件つきですが、うちの使い方では上限に当たっていません
  • 📈 金利が年0.53%になりました——りそなから楽天銀行に給与受取を移して、引き落としをまとめただけです
  • 🗂 目的別口座で袋分けができるようになりました——生活防衛費・特別費・教育費・投資用の4つ

不便になったこと

  • 🧾 通帳がありません——記帳の習慣は無くなりました
  • 🏪 窓口がありません——相続や名義変更のときに対面で聞けません
  • 💴 現金を入れるには、やはりATMまで行きます——消えたのは手数料で、現金が要る場面ではありません
  • 📋 手数料無料には条件があります——回数の上限とランクを見ておく必要があります

僕は、上の4つが下の4つより毎月効いてくるので、戻していません。 ただ、現金を使う頻度が高い人や、通帳で家計を見てきた人は、答えが変わると思います。

もう1つ、うちで起きた事実として書いておきます。カードが届くまでには数日かかりました。 移住した直後は役所もライフラインも子どもの転校も同時に来るので、そのタイミングで現金が必要になると、けっこう困ります。うちは移住前に開設していました。

口座開設はどちらも無料で、スマホから申し込めます。

その楽天銀行を”家計のハブ”にして、子どもの月謝や積立を毎月自動にしている話は、別の記事に書きました。

【関連記事】楽天銀行おまかせ振込予約の設定方法|月謝も積立も毎月自動にできる

ふくパパ

都会に39年住んだあと、家族で山口県に移住しました。移住を機に自宅マンション売却・保険の見直し・固定費のカットをやりきり、家計は年間約60万円軽くなりました。このブログでは「地方移住とお金とくらし」のリアルを、実額つきで正直に書いています。

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