【地方移住✕ネット銀行】移住者に銀行選びが超重要な理由

移住

地方移住で困ったこと、なんだと思いますか?

車の運転? 仕事? ——どれも正解です。でも、僕が移住して 最初に つまずいたのは、意外にも「銀行」でした。

都市部に住んでいた頃は、歩いて数分のところに当たり前のようにメガバンクのATMがありました。それが移住後、徒歩圏内にゼロ。普段の入出金から子どもの習い事の振込まで、「あれ、どうすればいいんだ?」と地味に焦ったのを覚えています。

結論から言うと、地方へ移住するならネット銀行は必須です。

この記事では、移住で銀行まわりがどう変わったのか、そして僕が実際に乗り換えて「これは早く使えばよかった」と思ったネット銀行を、子育て世帯の目線で紹介します。

① 地方移住で、銀行が”不便”になる3つの理由

移住前の僕は、銀行のことなんて一ミリも心配していませんでした。でも、実際に住んでみると「これは盲点だった」と思う場面が次々と。まずは、僕がリアルに困った3つの理由を紹介します。

そもそも、メガバンクが県内にほぼ無い

移住してまず驚いたのが、これ。山口県には、いわゆるメガバンク(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の店舗が数えるほどしかありません。りそなに至っては店舗すら見当たらない。

しかも数少ない店舗も特定のエリアに偏っていて、多くの地域からは気軽に行ける距離ではありません。「口座のことでちょっと窓口に」が、半日がかりの遠征になってしまう。これは本当にびっくりしました。

結局コンビニATM頼み → 手数料が地味に痛い

窓口が無理なら、現実的な選択肢はコンビニATM一択になります。近くにあって24時間使えるのは正直ありがたい。

……でも、下ろすたびに手数料。1回数百円でも、生活していれば現金は必要になります。「塵も積もれば」で、年間にするとそれなりの額を”ただ自分のお金を引き出すため”だけに払うことになる。

現金主義だと困る場面がある

「キャッシュレスにすれば現金いらないのでは?」——半分正解。でも地方では現金しか使えない場面がまだ残っています。

子どもの学校の集金、地域の行事費、個人商店や直売所……。こういう時に手元に現金が無いと詰む。だからこそ、現金の出し入れがラクで手数料のかからない仕組みが必要なんです。

② だから、移住者にこそ”ネット銀行”が向いている

①の不便を全部ひっくり返してくれたのが、ネット銀行でした。都会向けの便利ツールというイメージがあるかもしれませんが、むしろ銀行が遠い地方移住者にこそ刺さる。その理由を3つに分けて説明します。

そもそも「ATMに行く」必要がなくなる

ネット銀行の最大の強みは、ほとんどの手続きがスマホで完結すること。振込も残高確認も、ソファに座ったまま指先で終わります。

①で書いた「窓口が遠い」「ATMまで遠い」という地方の弱点が、そもそも”行かなくていい”ことで丸ごと消える。これは移住して一番ラクになった部分かもしれません。子どもを寝かしつけた後、夜にスマホで振込を済ませられる——この安心感は大きいです。

振込・ATM手数料が、条件しだいで”無料”になる

①で「コンビニATMの手数料が地味に痛い」と書きました。ネット銀行なら、条件を満たせばコンビニATMの手数料も振込手数料も月に数回まで無料になることがほとんど。

以前は”自分のお金を引き出すだけ”で毎回数百円取られていたのが、ゼロに。1回は小さくても回数を重ねれば確実に効いてくる——あの手数料が消えたのは、地味だけど大きな改善でした。

金利やポイントで、むしろ都市部時代よりお得に

さらにうれしい誤算が、普通預金の金利。我が家の楽天銀行は、年0.42%(税引き前)ついています。メガバンクが2026年に過去最高水準まで上げても0.3%ほどなので、それより高い。

しかもこの0.42%、特別なことをしたわけではありません。実は移住前、僕は給与受取口座を何も考えずにりそな銀行にしていました。それを楽天銀行に変えただけ。あとは普段の引き落としを楽天にまとめただけです。

内訳はこんな感じ:

  • マネーブリッジ(楽天証券と連携):0.38%
  • 給与受取口座にする:+0.03%
  • 口座振替(公共料金などの引き落とし):+0.01%
  • 合計 → 年0.42%

どれも「一度設定すれば、あとは普段どおり使うだけ」。①で書いた”銀行が遠い不便”を解消しに行ったら、いつのまにかメガバンク時代よりお金まわりがお得になっていた——そんな感覚です。

③ 僕が実際に使っている2つのネット銀行

「ネット銀行がいいのはわかった。でも数が多すぎて、どれを選べばいいの?」——移住前の僕がまさにそうでした。結論から言うと、用途で2つを使い分けるのが我が家のたどり着いた答えです。メインに1つ、サブに1つ。理由は、それぞれ得意なことが違うから。実際に使っている2行を紹介します。

メインは「楽天銀行」——給与振込と日常使いはこれ一択

毎日のお金の出入り口(給与の受取・公共料金の引き落とし・日常の振込)は、楽天銀行に全部まとめています。

理由はシンプルで、まとめるほどお得になる設計だから。②で書いた金利アップ(マネーブリッジ+給与受取+引き落としで年0.42%)も、お金を1か所に集めたからこそ効いてくる仕組みです。

ポイントは、”惰性で選んでいた給与口座”を見直すだけで、手数料も金利もポイントも一気に味方になること。日常のお金の入り口こそ、楽天銀行にまとめる価値があります。

サブは「住信SBIネット銀行」——”目的別口座”が神

もう1つ、サブで使っているのが住信SBIネット銀行。こちらの推しポイントは、ずばり 「目的別口座」 です。

目的別口座のスクショ

これは、1つの口座の中にフォルダのように”袋分け”を作れる機能。目的ごとにお金を分けて貯められるので、「貯めてたはずのお金をうっかり使っちゃった」が起きにくくなります。

我が家は、こんな4つに分けています:

  • 生活防衛費……毎月の生活費の約半年分。何かあっても暮らしが止まらない”お守り”
  • 特別費……洗濯機が壊れた、家族旅行、子どもの歯科矯正など、たまに来る大きめ出費用
  • 教育費……入学・進学など、数年後に確実に必要になるお金
  • 投資用口座……運用に回す前のお金をプールしておく場所

ポイントは、毎月の生活費とは”別の財布”として隔離できること。特に効くのが特別費です。洗濯機の故障みたいな突発出費って、月の家計を直撃して焦るもの。でも「特別費」の袋から出すと決めておけば、家計簿が赤字に見えず、慌てずに済みます。子育て世帯は数年先のまとまった出費(入学・車の買い替え・帰省)が読めているからこそ、先に袋へ仕分けしておく効果が大きい。

そして重要なのが生活防衛費。「生活費の半年分はここに触らず置いておく」と決めておくと、精神的な安心感があります。

メインの楽天で”日常を回し”、サブの住信SBIで”未来のために袋分けする”。この2行体制が、子育て移住世帯にはちょうどいいバランスでした。

④ ネット銀行は、そのまま資産運用の入り口になる

ここまで「銀行が不便→ネット銀行で解決」という話をしてきましたが、実はネット銀行を選ぶ理由はもう1つあります。それは、そのまま資産運用のスタートラインに立てること。むしろ、ここが一番の本命かもしれません。

理由は、紹介した2行がそれぞれネット証券と直結しているから。楽天銀行は楽天証券、住信SBIネット銀行はSBI証券と、ワンセットで連携します。銀行口座を作っておけば、証券口座とのお金の行き来がボタン1つ。「いざ新NISAを始めよう」と思ったとき、入り口がもう手元にある状態になります。

実際、我が家が楽天銀行で組んでいるマネーブリッジ(②で書いた金利アップの仕組み)も、正体は”銀行と証券をつなぐ”設定です。さらに③で触れた住信SBIの目的別口座には「投資用口座」の袋も作ってあって、運用に回すお金をそこにプールしてからSBI証券、もしくは楽天証券へ——という流れにしています。

我が家は移住のとき、都市部の住まいを手放しています。昨今のインフレ、不動産価格の上昇のおかげで売却益がでました。その資金をどう運用しているか——新NISAや高配当株の話は、長くなるので別記事でじっくり書きました。

地方移住は、固定費が下がって家計に余白が生まれやすい。その余白を”ただ口座に寝かせる”のか、”運用に回す”のか。ネット銀行を選んでおくと、後者を選びたくなったときにすぐ動けます。銀行選びは、その先の資産形成までつながっている——これは移住して強く実感したことです。

⑤ まとめ:移住するなら、口座は”移住前”に作っておこう

最後に、これから移住する人へ一番伝えたいこと。ネット銀行の口座は、移住する”前”に作っておきましょう。 これに尽きます。

理由は、引っ越し直後ほどお金まわりがバタバタするから。役所の手続き、ライフラインの契約、子どもの転校……やることが山積みの中で「近くに銀行がない!」と気づいてから動くのは、正直しんどい。口座開設はネットで完結するとはいえ、カードが届くまで数日かかります。移住して現金が必要なその瞬間に手元の口座が整っていないと、余計なストレスになってしまいます。

僕自身、移住して最初につまずいたのが銀行でした。でも振り返れば、ネット銀行に切り替えたことで「ATMが遠い」不便が消え、手数料が減り、金利でむしろお得になりました。

整理すると、こうなります:

  • 🏦 メイン口座 → 楽天銀行:給与振込・日常使い。まとめるほど金利がお得
  • 💰 サブ口座 → 住信SBIネット銀行:目的別口座で生活防衛費・特別費・教育費などを”袋分け”
  • 📈 どちらも 証券口座と直結 → そのまま資産運用へ
  • ⏰ 開設は 移住する前 に済ませておくのが正解

口座開設はどちらも無料で、スマホがあれば10分ほどで申し込めます。移住の準備リストに、ぜひ「ネット銀行の口座開設」も入れておいてください。

続編では、その楽天銀行を”家計のハブ”にして、子どもの月謝や積立を毎月自動化する方法を紹介しています。あわせてどうぞ。

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