移住をきっかけに、ずっと気になっていた固定費をひとつずつ見直した。その第一弾がNHKの受信料。結論から言うと、解約して年間約2万円が浮き、しかも家の中の時間まで整った。ただ、解約までの道のりは思っていたより不親切で、ちょっと驚いた。その実体験を正直に書いておく。
① 移住前、ずっとモヤモヤしていたNHK受信料
正直に言うと、移住前から受信料にはモヤモヤがあった。
ひとつは、集金や確認の訪問がうっとうしかったこと。インターホンが鳴るたびに身構えるあの感じ、経験のある人はわかると思う。
それでも払い続けていたのは、そのうっとおしさから解放されることと、当時は子どもたちがEテレに本当にお世話になっていたから。朝の準備中や、どうしても手が離せない時、Eテレに助けられた場面は数えきれない。「お世話になっている以上、払う方がいいか」という気持ちもあって、なんとなくそのまま続けていた。
ちなみに我が家が払っていたのは年間約2万円。月にならせば小さく見えるけれど、仮に10年単位で見れば、けっこうな金額を払い続けることになる。
② 移住が「テレビのある暮らし」を見直すきっかけになった
転機は移住だった。引っ越しは、暮らしまるごとを一度リセットできる絶好のタイミング。新生活を組み立て直す中で、「そもそも我が家にテレビは要るんだっけ?」と立ち止まって考えた。
きっかけは、子どものこと。子どもたちも少し大きくなり、幼児向け番組の視聴回数も減っていた。同時にテレビがついていると夢中になりすぎて、食事やら朝の準備などが止まってしまう。これは共働き子育て中の家庭なら共感してもらえるはず。だから徐々に我が家はテレビを見る時間が減っていた。
ならこの際、思いきってテレビそのものを手放そう。そう考えて、引っ越しの荷造りのタイミングでテレビはフリマサイトで売却。物理的にテレビのない暮らしへ切り替え、あわせてNHKも解約することにした。
③ いざ解約——催促・証拠要求まで、想像以上の攻防
ここからが、この記事で一番伝えたいところ。読者が一番気になるであろう「NHKとの実際のやりとり」を、包み隠さず書いておく。
まず驚いたのが、契約(受信料の申し込み)はネットで簡単にできるのに、解約はネットでは一切できず、電話しか方法がないこと。申し込ませる時はあんなにスマートなのに、やめる時だけ電話一本に絞る——この非対称さに、まずモヤッとした。
しかも引っ越し後は、「住所変更の手続きを」というショートメールがしつこく届いた。受信料の支払いが宙に浮いた状態だと、こうも追ってくるのかと、正直うんざりした。
やりとりの中で「テレビはフリマサイトで手放しました」と伝えると、返ってきたのは予想外のひと言だった。
「その証拠を見せてもらえませんか?」
さすがに面食らった。個人どうしのフリマ取引の記録を、わざわざNHKに提示しなければならない義務があるとは思えない。なので、正直に「無理です」と答えた。すると、意外にもそれ以上の追及はなかった。
最終的に解約用の書類が郵送され、署名して返送して、ようやく解約完了。申し込みのスマートさとの落差に、最後まで「とにかくやめさせたくないんだな」と感じた一件だった。
これから解約する人へ、実体験からのアドバイスはこの3つ。
- ☎️ 解約は電話のみ(ネットでは完結しない)と最初から知っておく
- 🧾 テレビを手放したと伝えても、証拠の提示を求められることがある。慌てず「無理です」で問題なかった
- ✍️ 最後は郵送書類への署名・返送で完了。届いたら早めに返す
④ 解約後、サブスクで何も困っていない
「TVが無くなって、困ることない?」——気になる人も多いと思う。我が家の実感として、何も困っていない。
今、子どもたちが見ているのは、タブレットやスマホで楽しむAmazonプライムやNetflix。ドラえもんもクレヨンしんちゃんも普通に見られるので、「見たいものが見られない」という不満はゼロ。むしろ、見たいものを選んで見る形になったぶん、ダラダラと点けっぱなしにする時間が減った。あと、余計なコマーシャルも見なくて済むようになったのも大きなポイント。
ニュースも問題なし。スマホ、YouTubeで十分で、知りたい情報はむしろ早く手に入る。
そして家計。年間約2万円がまるごと浮いた。サブスク代を差し引いても、固定費は軽くなった。地方移住は固定費が下がりやすいけれど、NHKのような「なんとなく払い続けていた費目」を見直すと、その効果はさらに大きくなる。
固定費の見直し分を優良な投資信託などに回せば、さらにはやく資産は増えていく。都市部の住まいを手放して得た資金を、我が家がどう運用しているか——新NISAや高配当株の話は別記事でじっくり書きました。
⑤ まとめ:固定費の見直しは「移住のタイミング」が最大のチャンス
NHKの解約を通じて改めて思ったのは、固定費の見直しは引っ越しのタイミングが一番やりやすいということ。
暮らしを一度ゼロから組み直す移住は、「これ、本当に必要?」を全部の費目に問い直せる、またとない機会。普段の生活の中だと「まあいいか」で見送りがちな見直しも、移住の勢いに乗せると一気に進む。
我が家のNHK解約を振り返ると、こうなる:
- 💢 もともと訪問の集金がうっとうしく、モヤモヤを抱えていた
- 👶 でもEテレにお世話になっていたので払い続けていた
- 🏠 移住=暮らしのリセットを機に、テレビをフリマで手放してNHK解約
- ☎️ 解約は電話のみの不親切設計。手放した証拠まで求められたが「無理です」でOK、最後は書類署名・返送で完了
- 📺 今はアマプラ・Netflixで困らず、子どもの生活リズムも改善
- 💰 結果、年間約2万円を節約
NHKに限らず保険など、「なんとなく続いている固定費」は移住のタイミングでまとめて棚卸しするのがおすすめ。我が家が見直した他の固定費についても、書いていく予定です。



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