【地方移住×持ち家】マンション売却のリアル全記録|3か月半で成約・180万円値下げ☑

移住

地方移住を決めたとき、我が家がいちばん悩んだのが——持ち家マンションをどうするかでした。

住まいも、車も、銀行も、調べれば「正解」っぽいものが見えてきます。でも持ち家だけは違いました。何千万円という金額が動くうえに、「売るタイミング」ひとつで結果が変わる。失敗したら取り返しがつかない。だから、いちばん腰が重いテーマでした。

結論から言うと、我が家は「引っ越してから売る」を選びました。そしてこれが、共働き+小さい子ども2人の我が家には大正解でした。

この記事では、4人家族で都市部から山口県へ移住した我が家が、持ち家マンションを実際にどう売ったのかを、時系列で正直に公開します。一括査定で相場を知ったところから、売り出し、値下げ、成約まで。これから持ち家を抱えて移住を考える人の、リアルな参考になればうれしいです。

※移住全体の流れは子連れ地方移住のやることリスト|マンションは引っ越してから売ったにまとめています。この記事は、そこで予告した「売却編」の詳細版です。


持ち家移住の分かれ道は「売ってから」か「引っ越してから」か

持ち家を持ったまま移住する人が必ずぶつかるのが、売却のタイミングです。選択肢は大きく2つ。

  • ① 売ってから引っ越す……先に売却を完了させ、現金化してから移住する
  • ② 引っ越してから売る……先に移住して新生活を始め、空き家になった持ち家を売る

①は資金の見通しが立てやすい一方で、「売れるまで移住できない」というジレンマがあります。買い手がいつ現れるかは読めないので、移住の時期そのものが売却に振り回されてしまう。

②は移住を先に進められる身軽さがある反面、「売れるまでローンと新居の家賃が二重にかかるのでは?」という不安がつきまといます。

我が家は、ある不動産業者さんとの出会いから、②を選びました。その決め手はーーー。


我が家が「引っ越してから売る」を選んだ本当の理由

正直に言うと、決め手は精神的・心理的な負担を減らすことでした。

理由は、住みながらの内覧対応に耐えられる気がしなかったからです。

我が家は共働きで、小さい子どもが2人。日々の家の中は、正直カオスです。おもちゃは散らかり、洗濯物はたまり、生活感がそこら中にあふれている。そんな状態で「明日、内覧希望が入りました」と言われたら——。仕事と育児の合間に、見ず知らずの人を迎えるために毎回ピカピカに片づける。想像しただけで、しんどい。

家を売る間、いつ入るか分からない内覧のたびに家じゅうを整える。共働き子育て世帯にとって、これは相当なストレスだと判断しました。

だったら、先に引っ越して空っぽにしてから、心置きなく売りに出そう。お金の損得よりも、この「内覧ストレスからの解放」を優先したんです。

そして実際に売ってみて分かったのですが、空き家にして売るのは、精神面だけでなく売却そのものにもメリットがありました。これは後で詳しく書きます。


我が家のマンション売却・実際の流れ

ここからが本題。我が家が実際にたどった流れを、時系列で公開します。

STEP1:移住の1年以上前に「一括査定」で相場を知る

最初に動いたのは、売買契約の約1年3か月前。まだ移住前です。

何から手をつけるべきか分からなかった我が家が最初にやったのは、不動産の一括査定でした。使ったのはイエウール。ネットで物件情報を入力するだけで、複数の不動産会社からまとめて査定額が届くサービスです。我が家には約5社から連絡が来ました。

なぜ最初に一括査定なのか。それは、相場を知らないまま動くのが一番こわいからです。自分の家がいくらで売れそうなのか、ざっくりでも分かっていないと、後で不動産会社に提示された金額が高いのか安いのかすら判断できません。一括査定は、その「最初のものさし」を手に入れるための一歩でした。

💡 一括査定は無料で、複数社の金額を一度に比較できます。「まず相場だけ知りたい」という段階でも気軽に使えるのが利点です。我が家はイエウールを使いましたが、今からマンションを売るなら、分譲マンション専門の「マンションナビ」も相場のものさしをつかむのに便利。マンションに特化しているぶん、より実態に近い査定額が集まりやすいです。
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STEP2:査定額に浮かれて、すぐに現実を知る

届いた査定額を見て、最初の感想は「えっ、こんなに高く売れるの!?」でした。正直、舞い上がりました。

でも、ここで浮かれたままだったら危なかったと思います。我が家を救ってくれたのが、YouTubeでした。

不動産売却を発信している「売る仲介」さんのYouTube(👉 売る仲介チャンネル)で勉強するうちに、大事なことを理解しました。それは——査定額は、媒介契約(売却の依頼)を取るために、高めに出されることがあるということ。そして、査定額と、実際に売れる額はまったくの別物だということ。

つまり、一括査定で出てくる高い金額は「このくらいで売れますよ」という約束ではなく、あくまで入口の目安。鵜呑みにして「これだけ手に入る」と思い込むと、後でガッカリすることになる。

この学びは本当に大きかったです。おかげで我が家は、査定額に振り回されず、地に足のついた価格戦略で売却に臨めました。ちなみに最終的に売却を依頼したのも、いちばん勉強させてもらったこの「売る仲介」さんでした。

📌 ここがいちばん伝えたいポイント:一括査定は相場を知る最高のスタート地点。でも、出てきた査定額=売れる額ではありません。「高い査定額」と「現実の成約額」は分けて考えるのが鉄則です。

STEP3:引っ越して空き家にしてから、売りに出す

移住を済ませ、マンションが空き家になってから、いよいよ売り出しました。

ちなみに、売り出し前にハウスクリーニングはしていません。残したのは一部の照明器具とエアコン3台くらいで、ベッドなどの大きな家具は粗大ごみで処分しました。「ピカピカにしてから売らなきゃ」と気負わなくても、空っぽにするだけで十分でした。

ひとつ忘れてはいけないのが、電気・ガス・水道は止めずにそのまま残しておくこと。空き家とはいえ、内覧のときに照明がつかなかったり水が出なかったりすると、買い手の印象がガクッと下がってしまいます。旧居のライフラインを止めるのは、あくまで売却が終わってから。引っ越しのタイミングでうっかり全部止めてしまわないよう注意してください。

STEP4:18組の内覧、そして3か月半で買い手が決まる

売り出してからの反応です。

  • 売り出しから成約まで:約3か月半(売り出し〜購入申し込みまで)
  • 内覧会に参加した組数:のべ18組

そして、空き家で売って実感したメリットがこれです。

  • 広く見える……家具がないぶん部屋が実際より広く感じられる
  • 生活感がゼロ……買い手が自分たちの暮らしを想像しやすい
  • 遠慮なく見てもらえる……住人がいないので、見学者が気がねなく隅々までチェックでき、率直な意見も言いやすい

住みながらだったら、この「遠慮なく、広く、たっぷり見てもらう」は絶対にできませんでした。やっぱり引っ越してから売って正解でした。

STEP5:遠隔でも、売却はちゃんと進んだ

「山口にいながら、都市部のマンションを売るなんて大丈夫?」——これは事前にいちばん心配したことでした。

結論、全く問題なしでした。内覧の様子は「売る仲介」さんが動画で撮影して共有してくれたので、現地に行かなくても状況がよく分かりました。

唯一困ったのは、空き家に郵便物がたまっていくこと。でもこれも写メで「こんな郵便が届いています」と連絡をくれて、必要なものだけ転送してくれました。遠隔でも、信頼できる会社が間に入っていれば十分まわる、というのが実感です。


価格はこう動いた|「売り出し」と「成約」のリアル

いちばん気になる、お金の話です。具体的な金額は伏せますが、価格がどう動いたかの流れはありのままに書きます。

  • 売り出し価格4,000万円台前半でスタート
  • 3か月、動かず → 思いきって100万円の値下げを決断
  • 値下げの直後に買付(購入申し込み)が入り、そこから購入希望者の値下げ交渉に応じ、さらに80万円下げた額で成約

つまり、最初の売り出し価格から合計180万円ほど下げて、最終的に着地しました。

ここでも効いてきたのが、STEP2の学びです。査定額の高さに引っぱられて強気の価格に固執していたら、3か月半どころか半年、1年と売れ残っていたかもしれません。さすがに今の家の家賃+旧マンションのローン返済は家計的に毎月赤字なので、精神的にしんどい期間が続いてしまいます。「査定額」と「現実に売れる額」は違うと腹落ちしていたからこそ、3か月で動かないと見るや、スパッと値下げを決断できました。この決断の速さが、約3か月半での成約につながったと思っています。

なお、かかった費用としていちばん大きいのは仲介手数料で約150万円。売却にはこうした諸費用もかかることは、資金計画に入れておくべきポイントですが、これは売却資金を手にした後(その当日)に支払うものなので、それほど気にしなくていいというのが実感です。


結果として、お金にも気持ちにも余裕が生まれた

我が家のマンションには、まだ2,000万円台前半の住宅ローンが残っていました。

でも、今回の成約額はそれを十分に上回りました。つまり、売却で残りのローンを完済しても、手元にはまとまったお金が残ったのです。

これは、移住後の家計にとって大きな意味を持ちました。インフレ時代に都市部の住宅ローンを手放したこと自体が固定費の見直しになったうえ(このあたりはインフレ時代に、あえて地方移住を選んだ理由に詳しく書いています)、まとまった手残りまで生まれた。

では、この売却で手元に残ったお金を、我が家はどうしたのか——。それは、また次の記事でじっくり書きました。(ヒントは「インフレ時代に、ただ預金で寝かせておくのはもったいない」ということ)


まとめ|持ち家移住、我が家の答え

最後に、我が家のマンション売却体験から伝えたいことをまとめます。

  • 持ち家移住は「売ってから」か「引っ越してから」かを最初に決める。 我が家は内覧ストレスを避けるため「引っ越してから売る」を選んだ
  • まずは一括査定で相場を知る。 何より先に「自分の家の相場のものさし」を持つことが、その後の全判断の土台になる
  • ただし、査定額=売れる額ではない。 査定額は高めに出ることがある。浮かれず、現実の成約額と分けて考える
  • 空き家にして売るメリットは大きい。 広く見え、生活感がなく、遠慮なく見てもらえる。遠隔でも信頼できる会社がいれば十分まわる
  • 売れ残りを恐れず、値下げは決断する。 我が家は3か月動かず100万円下げ、結果3か月半で成約できた

持ち家を抱えての移住は、たしかに腰が重いテーマです。でも、順番さえ間違えなければ、ちゃんと前に進めます。我が家にとって最初の一歩は、一括査定で相場を知ることでした。迷っているなら、まずはそこから始めてみてください。

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そして、いざ本気で売るとなったら——「売る仲介」さんのこと

相場を知る次のステップ、つまり「実際にどう売るか」で我が家が心から頼りにしたのが、この記事に何度も登場した「売る仲介」さんでした。

  • 査定額の“本当の意味”を教えてくれた……おかげで高い査定額に踊らされず、現実的な価格戦略で売り切れた
  • 遠隔の我が家のために、内覧の様子を動画で共有してくれた……山口にいながら都市部のマンションを売れた最大の理由
  • 空き家に届く郵便まで、写真で知らせてくれた……細かいところまで本当に丁寧だった

正直に言って、この会社に出会えていなければ、我が家の売却はここまでうまくいかなかったと思います。親しみのある関西弁で様々な不動産売却に関する質問に答えていく様子や、マンション売却のノウハウを偽りなく発信されていて、私自身、ここでいちばん勉強させてもらいました。これから持ち家を売る人は、一度のぞいてみる価値は十分にあります。全力でオススメします。

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