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【地方移住✕車】2台必須の田舎暮らし、カーリースは割高だった話

2台必須の田舎暮らし カーリース割高 家計・固定費
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本記事は執筆者個人の体験談および情報提供を目的としたものであり、特定のサービスや契約を勧誘・助言するものではありません。料金・制度・税制は変わることがあります。ご契約の前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認いただき、最終的な決定はご自身の判断と責任において行っていただけますようお願いいたします。

都会に39年住んでから、山口県に家族で移住したふくパパです。🐡

地方移住で固定費は下がりました。住居費も、銀行まわりの手数料も——。でも、正直に告白します。移住して、ひとつだけはっきり「増えた」ものがあります。

それが——車です。

地方移住を「全部が安くなる」とだけ書くのはフェアじゃない。我が家は車にかかるお金が確実に増えました。

この記事は、田舎の2台目をカーリースにするか、中古を買うかで迷っている人に向けて書いています。先に我が家の結論を書きます。カーリースは割高でした。7年で約210万円を払って、契約が終われば車は返します。手元には何も残りません。増えた維持費の実額も、一括で買った場合との差も、このあと全部出します。

先に結論。7年で約70万円、リースのほうが高くつきました

我が家は2台目を 軽自動車のカーリース で用意しました。実額を公開します。毎月2万円。ボーナス月(年2回)は+3万円で、その月は5万円。ならすと年30万円、7年契約なので総額はおよそ210万円になります。

大事なのは、リースは「車を買っている」のではなく「借りている」ことです。7年後には車を返します。つまり、210万円を払っても、手元には何も残りません。

一方、中古の軽自動車を、乗り出し100万円で一括購入していたらどうだったか。7年後もその車は自分の資産として残ります。乗り続けてもいいし、売ってお金に換えることもできます。

7年後に売るとしたら、いくらになるのか。いまの相場は無料で調べられます。

もちろんリースは税金・車検・メンテナンス込みです。中古を買うなら、そこに7年分の維持費を足さないとフェアではありません。なので、足して比べました。

ガソリン代と自動車保険は、リースでも一括でも同じだけかかります。だから比較からは外しています。

カーリース中古100万円を一括
初年度に出ていくお金300,000円1,000,000円
2年目からは毎年300,000円65,800円
7年で払う合計2,100,000円1,394,800円
7年後に残るものなし車が残る

維持費を足しても、7年で約70万円は一括のほうが安く済む計算になりました。しかも手元には車が残ります。

中古を買った場合の「年65,800円」の中身です。

  • 軽自動車税(種別割) 10,800円
  • 車検 35,000円(2年に1回7万円を年で割った額)
  • メンテ・消耗品 20,000円

車検のうち法定費用は、2年で27,760円です。重量税6,600円・自賠責18,660円・検査手数料2,500円の合計で、どれも公的に決まった額です。整備費用とメンテ代だけは試算です。

※出典:軽自動車税=総務省/重量税・検査手数料=軽自動車検査協会/自賠責=損害保険料率算出機構。自賠責の18,660円は、2026年11月1日から始まる契約の金額です。

4年目で並んで、そこから一括が勝ちます

ただし、一括が最初から得なわけではありません。 初年度は買うほうが70万円も多く出ていきます。そこから毎年23万円ずつ差が縮まります。

7年カーリースと中古100万円の一括購入で、累計で払ったお金を10年目まで比べた図。1年目はリース30万円に対し一括は100万円。4年目に約120万円で並び、7年目でリース210万円・一括139.5万円。7年でリースが終わったあともう一度組むと、10年目はリース300万円・一括160万円で約140万円の差がつく

並ぶのは4年目です。ほぼぴったり引き分けでした。ここから一括が前に出て、7年で約70万円の差になります。

7年でリースは終わりますが、買った車はそのまま乗れます。 もう一度リースを組んだ場合で計算すると、10年で差は約140万円です。

買う車の値段を変えると、逆転する時期も動きます。

買う車の値段リースを追い抜く時期7年後、リースとの差
50万円2年目約120万円
100万円4年目約70万円
120万円5年目約50万円

安い車ほど逆転が早いのは表のとおりです。ただし50万円の車は、修理代が読めません。年65,800円は「壊れなければ」の話です。僕が「質のいい中古車」と書いているのは、そこを避けたいからです。

乗り潰す人ほど、一括が効きます。 10年、15年と乗るほど差は開きます。ただし、リースが勝つのは初期費用と手間のところです。分かれ目は、初年度に100万円を用意できるかどうかでした。

全損したときが、いちばん違います

お金の差より大きいかもしれないのが、事故で車が全損したときです。

買った車なら、失うのは車そのものです。100万円の車なら、損は最大100万円で止まります。

リースは違います。車が無くなっても、契約だけは残ります。 残りのリース料と残価を、まとめて請求されます。契約書で計算すると、1年目で全損したら180万円+残価50万円で約230万円です。

だからリース車には車両保険をつける人が多いわけです。軽なら年3〜4万円ほど。年3.5万円なら7年で24万円、10年で35万円が、まるごと上乗せになります。

我が家は車両保険を外しました。 全損しても230万円を貯金から出せると、先に確かめたからです。ここは判断が分かれるところなので、専用記事にまとめました。

【関連記事】【地方移住×車】自動車保険は一括見積もりで見直す|2台で年7万円にできた実体験

2台必須の田舎で、車代は年39万5千円ふえました

そもそも、なぜ2台なのか。地方では車1台では生活が回らないからです。 電車もバスも本数が少なく、通勤の足は車になります。夫婦それぞれ別の方向へ通勤するので、1台を取り合うわけにいきません。子どもの送り迎えも習い事も、ぜんぶ車です。

2台目は日常の足なので、細い田舎道を走りやすい軽にしました。

山口県で購入したダイハツ・タフト(軽自動車)

では、年にいくら増えたのか。表にしました。

増えた項目増えた金額(年)
2台目のリース代300,000円
ガソリン代60,000円
自動車保険(1台ぶん)35,000円
合計395,000円

2台目を持つために、年に約39万5千円が増えました。 ならすと月3万3千円です。

ガソリン代は、都市部では1台で月5,000〜10,000円でした。山口では2台になり、月10,000〜15,000円です(多いときは月2万円ほど)。自動車保険は2台で年7万円なので、増えたのは1台ぶんの35,000円になります。

自動車税と車検は、リース代に含まれています。 別払いをしたことが一度もありません。税金も車検も込みなのは、リースのはっきりした強みです。

「移住すれば何もかも安くなる」わけではない——車はその代表例だと思います。

それでも、当時の我が家はリースを選びました

当時の判断が間違いだったとは思っていません。 移住直後はとにかく資金に余裕がなく、頭金や諸費用でまとまった現金を出す余力がなかった。初期費用ゼロですぐに2台目を用意できるリース(しかも新車に乗れる)は、あの時の状況では合理的な選択でした。

ただ、契約したあとの対応は、想像とちがいました。

まず、納車の連絡が来ません。 こちらから催促して、ようやく日が決まりました。当日に実車を見たら、希望ナンバーとちがうナンバーがついていました。 納車が済んだあとも、「その後どうですか」の一本もありません。

ディーラーで車を買ったときは、こういうことは一度もありませんでした。僕はディーラーの感覚のままでいて、面食らいました。 これは僕が契約した会社の話で、リース会社ぜんぶがこうだとは言えません。それでも、リース料に「売ったあとの世話」は入っていない——そう受け取っています。

そのうえで、これから移住先で2台目を検討している方へ、僕の結論はこうです。

  • どうしても初期費用を抑えたい/今まとまった現金を出したくない人 には、すぐ乗り出せるカーリースも選択肢になります。
  • でも、乗り潰すつもりなら話は別です。初期費用を出せるなら、質のいい中古車を一括で買うほうがトータルで得です。借りて返すより、買って資産にする。これが我が家の反省をふまえた、本音のおすすめです。

増えた出費との向き合い方

自動車保険も「一括見積もり」で見直した

車が2台に増えると、そのぶん自動車保険も重くなります。移住を機に、無料の一括見積もりで複数社を比べました。

結果、もともと入っていたソニー損保のまま、補償内容だけ見直して2台で年7万円に。比べたからこそ「今のままでいい」と納得して払えています。

ちなみに、比較そのものは無料です。我が家は比べたうえで、ソニー損保のまま続けています。

救いは「駐車場が激安」なこと

増えた出費を相殺してくれる嬉しい誤算もありました。それが 駐車場代の安さ です。

我が家の駐車場代は、2台で月5,000円。都市部のマンションでは、1台ぶんだけで月8,500円でした。しかも機械式で、出すたびに待つやつです。

車は1台から2台に増えたのに、停めておくお金は 8,500円から5,000円に下がりました。ここは車まわりでは数少ない”得”の部分です。

まとめ:車は増えた。でも家計トータルでは、それでもプラス

最後に、この記事の要点です。

  • 🚗 車は増えた:1台→2台で、年に約39万5千円の増加
  • 📉 10年乗れば約140万円の差:払った額が並ぶのは4年目。乗り潰すほど一括が効く
  • 💥 契約1年目で全損すると約230万円の請求:リースは車が無くなっても契約が残る。車両保険をつけるなら、差はもっと開く
  • 🅿️ 駐車場代は下がった:都市部は1台8,500円、いまは2台で5,000円
  • 🏠 住居費が大きく下がった:車の増加分を、住居費のダウンが上回った
  • 🧾 保険は見直した:一括見積もりで比べて、ソニー損保のまま2台で年7万円に
  • 🤝 納車の連絡すら来なかった:ディーラーのような世話は、リース料に入っていない

これから地方移住を考えている方へ。家計を試算するときは、「車は2台前提」で多めに見積もっておくと安心です。我が家の場合は、増える車のコストを差し引いても、移住して家計はラクになりました。

【関連記事】地方移住でお金の不安は減る?インフレ時代に移住を選んだ理由と結果

ふくパパ

都会に39年住んだあと、家族で山口県に移住しました。移住を機に自宅マンション売却・保険の見直し・固定費のカットをやりきり、家計は年間約56万円軽くなりました。このブログでは「地方移住とお金とくらし」のリアルを、実額つきで正直に書いています。

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